日本では花を観賞するサクラの歴史はありますが、
果実を食用とする歴史は意外と浅く、明治時代になってからです。
おなじ桜でも種類が違うようです。
花を観賞するのは、サクラ。
実を食用にするのは、ミザクラ。
食用の果実、つまりミザクラの実を「さくらんぼ」と呼びます。
そういえば、ソメイヨシノは果実がつきますが、小さいしあまり食べようと思ったことないですよね。
だから、ソメイヨシノの果実は厳密には「さくらんぼ」ではないということ?
ミザクラ、いわゆる、さくらんぼのなる樹は、
主に3系統に分かれます。
・甘果桜桃(セイヨウミザクラ、Prunus avium)
・酸果桜桃(スミノミザクラ、Prunus cerasus)
・中国桜桃(カラミザクラ、Prunus pseudocerasus)となります。
アジア西部やヨーロッパが原産とされるのは、セイヨウミザクラとスミノミザクラ。
東アジアが原産とされるのは、カラミザクラです。
世界中で愛されているさくらんぼは、先史時代から食用にされていたと言われます。
ヨーロッパでは青銅器時代(紀元前3000年くらい)の集落の遺跡からよく種が発掘されるとか。
栽培の歴史も古く、紀元前のローマや中国の文献にも記されています。
<< レシピ さくらんぼの赤ワイン煮&アイスクリーム>>
【材料】
- さくらんぼ 200g
- 赤ワイン 150㏄
- 砂糖 50㏄
- レモン果汁 大さじ2
【手順】
- さくらんぼを洗って種をとる。種取り用の調理器具があると便利ですが、先の細い包丁でも可能です。※アメリカンチェリーなどの輸入もので農薬が心配な場合は、よく流水で洗ってください。
- 鍋に、材料をすべて入れて火にかける。
- 弱火でアクを取りながら15分程度煮る。
- 粗熱をとり、消毒した保存瓶に入れる。
美肌や疲労回復のゆえんであるビタミンCやクエン酸を摂取したい場合は、加熱せずに生食やジュースにするのが良いでしょう。
その他、微量な鉄分、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれています。アイスやヨーグルトなどの乳製品との食べ合わせは乳糖が鉄分などの吸収を良くするのでおススメです。
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