豪雨の帰省 ~家族とつながる時間~

心とからだ

豪雨にコロナに、お盆休みはいつになくざわめいておりました。皆さま、どんな風にお過ごしだったでしょうか。被災された方、療養中の方、心身ともに早く回復され、穏やかに生活できますように、心からお祈りします。

  

今回、帰省してよいものか複雑な心境でしたが、用心を重ねて遠方の両親に会いに行きました。空港まで迎えにきてくれた両親。元気で変わり無いけれども、少しづつ、老けている。私ももちろん、若い娘さんではない。ボディは容赦なく、時間の影響をまともに受けます。残酷に感じる人もいるかもしれません。ボディはその人の歴史そのもの。

  

帰省したものの外は豪雨で、両親と家で和やかに過ごした日々でした。子供の頃の思い出や、両親がどんな人間だったのか、大人になって気づくことは多々あります。

「父」や「母」というフィルターを取って、相手を見られるからです。今回は母について発見がありました。私は強い母に合わせてきたと思っていました。しかし、実は母の方がその共感力が高さで、私に合わせてくれていました。母は人を振り回すほど強い人だと思っていたけど、とても繊細な人でした。子供の頃はキツイことを言われてけっこう心が傷ついたこともありました。しかし、キツイのは言い方だけ。心が繊細な故、ちょっと大げさに攻撃的になっていたのかもしれません。そして、その影響は多少なりとも私も受け継いでいます。まるで鏡のよう。

  

大人にならないと気がつかないことがたくさんあります。

相手への理解が深まる、時間の流れに感謝。

    

家族は本当に不思議です。このチグハグで不思議なメンバーを、よくも同じ屋根の下に集結させたものです。ボディのタイムリミットは、メンバーを理解するのに十分な時間を与えてくれるでしょうか。

両親とは、亡くなった祖父母たちの思い出話もしました。よく食べさせてくれた料理を真似して作ってみたり。連綿とつながってきた不思議なメンバー、家族。

  

世の中には、いろんな両親がいます。残念ながら、理想とかけはなれた人たちもいます。

「命を繋いでもらったことだけ、感謝しなさい」

これは、以前お世話になった先生の受け売りです。

ボディが朽ち果てるまでに、この心境に至れば、わりとオーケーな気がします。   

         

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