長期的な自粛ムードで、気分がうつうつとして、元気がなくなってしまった方、
本当に多いんじゃないかとお察します。
何を隠そう、私自身が完全にメンタルをやられてしまいました(笑)
食欲は無いし、わけもなく涙は止まらないし、絶望感、無力感、やる気でない、物忘れもひどい。
今なら笑える話ですし、なにより生活を見直すきっかけになりましたので、
何事も、良い悪いと言い切れませんが、しんどかったです。
いつからだったのでしょうか。
ちょっと思い出してみます。
平日は事務員で働いている私ですが、在宅勤務で人との接触が減りました。
おまけに、一人暮らしで家には誰もおりません。
朝から晩まで、ほとんど誰とも話さず、一人。
昼休みや仕事後は散歩に出かけたり、仕事中も動画や音楽を流したり、たまに誰かに電話で話したり。
個人的には工夫しているつもりだったのですが、
結果、全然ダメでした。
やっぱり、一人の時間が長すぎることも、
からだを動かさず、考える時間が多すぎることも、
バランスを崩してしまいますね。
生きる力、気力がわいてこなくなって、食欲もないし、なんか早く死にたくなります。
しかし、これは不思議なことではございません。
特に意識せず同じ生活を続けていたら、これは誰でも起こること。
中医学は陰陽でものごとをとらえます。
それは季節のように巡るもの。
気分が落ちたら、上がっていく。
疲れたら、休む。
月が沈んだら、太陽が昇ってくる。
皆さんの身体は賢いのです。
健やかなるときも、病めるときも、私たちの身体は正直です。
いつもメッセージを放っています。
私が犯した過ちは、メッセージを無視して、我慢したことです。
つい、耐え忍んでしまいました。
最近しんどいんです、って誰かに相談したとして、
「そんなの気のせいでしょ」とか無神経に言われたら、傷つくのは私。よけい言えない。
弱っているときこそ、心のデリケートな部分を、だれかれアケスケに言えるものではございません。
解決に向かっていったのは、我慢の限界で、ふと母に電話したことでした。
「もう、いつ死んでもいいんだ」
と泣きながらつぶやいたら、
「あんた、ちょっとヤバいんじゃないの!?」と言われて、
やっと自分の状況を客観的に見られるようになりました。
『自分はヤバい』と気づいたおかげで、
自分から友達に「助けて」と連絡できるようになりました。
直感の鋭い友達は、何か察知したのか、とつぜん連絡をくれました。
求めよ、されば与えられん。とはこのこと。
なかなか会えないけど、友達や家族に感謝。
最近、落ち込んでいた皆さん。大丈夫です!
ちゃんと自分らしく、心とからだが一致した状態に戻れます。
我慢強すぎて、ある時ポキッと折れるタイプの方は、
人間ってあっけなく壊れる、ということを自覚したほうが、楽になれる気がします。
大事なのは、雨や風にあたって、心も体もボロボロになっても、
ちゃんと良いバランスに戻ってこれるということ!
今は、ご飯も食べられるし、走ると気持ちいいくらいに活動的になりました。
緊急事態宣言の延長もあって、世の中は重たい空気かもしれませんが、
自分の行動しだいで、世界の見え方はいくらでも変えられます。
希望と絶望をいったりきたりするのが私たちです。
何ものにも振り回されずに、
意識して、希望の方へ顔を向けて、どうどうと生きていきたいものですね。
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